取引先に商品やサービスを販売して、その対価を手形という有価証券で受け取る場合があります。
そうすると、その手形が現金化できる支払期日が到来するまでには結構な時間がかかり、その間に資金繰りが苦しくなってしまうということがあるのです。
そんなときに、そのお金を金額が割引かれる代わりに支払期日より早く現金化してもらうというのが手形割引になります。
手っ取り早く現金が手に入れられるというのが手形割引のメリットです。

銀行で勤める知人と再会

親から受け継いだ電気店を細々と続けていたのですが、近所のデンタルクリニックに業務用のエアコンを納入したところ、代金を手形で渡されて初めてのことだったので、驚いてしまいました。
調べてみたところその手形が現金化できるのは4ヶ月後ということでメーカーに業務用エアコン本体の代金を払うのより後になってしまったのです。
このままでは融資してもらわないとメーカーに代金を払えないと困っていたときに銀行に勤めている知り合いと久しぶりに再会しました。

丁度良かったので、これまでの経緯を話し融資を、お願いしたところ、そういった経緯ならということで提案されたのが手形割引だったのです。
確かに手形割引なら改めて借金をしなくて済みますし、借金の金利を払うことを考えれば、多少金額が割引かれても手元に現金があればメーカーに業務用エアコンの代金を支払うことが出来るというメリットがあります。
銀行に勤める知り合いのお陰でこのピンチを何とか乗り切ることが出来た訳です。

割引手形とやらの存在を初めて知りました

取引先から手形を受け取ったことも初めてでしたが、手形割引のついての知識もそのときに初めて知りました。
小切手のようなものだろうと安易な気持ちで手形を受け取ってしまいましたが、こんなにお金に換えられるようになるのに時間がかかるものだったとは知らなかったのです。
今回のことは1つの大きな教訓として、出来るだけ現金で支払って貰うようにして、どうしても手形で支払いたいというお客様がいた場合は支払期日を確認し、資金が回せなくなる場合は手形割引を利用しようと考えています。

そして、手形で支払うというお客様に対しては割引される金額を上乗せした金額を請求しなければならないと感じました。
今回の業務エアコンの取引も割引かれた金額を考慮すると結局赤字だったのです。
取引をするときには、お客様にどのような方法で代金を支払う予定なのかを前もって確認しておくことが重要なのだということが身にしみて分かりました。
世の中には色々な有価証券があるのだと勉強になります。